「はやぶさ」復路第1期軌道変換を完了!

はやぶさは予定通りに復路第 1 期軌道変換を完了しました!

4 月以降イオンエンジンによる動力飛行で,イトカワの軌道から地球へ向かう軌道への変換を行ってきましたが,第 1 期変換が完了したので,10/18 にイオンエンジン停止,10/24 にリアクションホイールを停止してスピン安定に移行しました.

今後はやぶさは太陽輻射圧のみを用いた受動的姿勢制御により太陽指向を維持しつつ,スピン安定モードで 2009 年 2 月まで 1 年 4 ヶ月の弾道飛行を行います.その後はイオンエンジンリアクションホイールを再起動して動力飛行を再開し,第 2 期軌道変換を行う予定です.

イオンエンジンの宇宙作動時間合計は 31,000 時間,軌道変換量は 1,700m/s に達しています.

地球帰還までに必要な軌道変換量は、たったの400m/sです。

とうとうここまで来たんですね.國中先生の不撓不屈の決意を感じます.はやぶさまとめニュースは,はやぶさが帰還するその日まではやぶさと運用チームを応援し続けます.

松浦さんの L/D でも紹介されています.

 川口プロマネが、月・惑星探査推進グループの事実上のリーダー格として忙殺される中、イオンエンジンを開発してきた國中教授がはやぶさ帰還に向けて執念を燃やしている。國中さんとしては、帰って来なければイオンエンジンの有効性を実証したことにはならない。

スラドも.