宇宙年鑑 2007

アストロアーツから宇宙年鑑 2007 が発売されました.

昨年度ははやぶさ特集でしたが,今年は SELENE やロシアの宇宙開発,M-V に焦点があてられています.以前昨年版を購入しましたが.これまでのロケットや衛星に関する資料が非常に充実しており,まだ全部読みきっていません.今年度は M-V はもちろんですが,なかなか情報の入らないロシア宇宙開発特集が個人的に気になります.

特集1では、アポロ計画以後で最大規模の月探査ミッションとなる日本の「セレーネ計画」の全貌と目的について解説するとともに、米ソによる月への一番乗り競争から、今後世界が目指す新世代の月探査構想までを詳細に解説しています。

特集2では、人類初の人工衛星スプートニク1号」の打ち上げから50年を迎えたロシア宇宙開発の道のりについて取り上げています。旧ソ連崩壊後の情報公開で、初めてその存在が明らかになった「ソ連宇宙開発の父」コロリョフ。彼の作った「R-7」ロケットの改良型は現在も人や物資を宇宙へ送りだすための主力ロケットとして活躍を続けています。

特集3では、2006年9月に実施された太陽観測衛星「ひので」の打ち上げで、その有終の美を飾った世界最大の固体ロケット「M-V(ミュー・ファイブ)」について解説。ペンシルロケットから半世紀にわたる日本の固体ロケットの足跡を振り返りながら、次期固体ロケット構想までをまとめています。