スペースクチュールのパラボリックフライト実験

スペースクチュールコンテストで最優秀賞を受賞された梅津緑さんが,丹治基浩さんの「無重力になると膨らむ服」を着てパラボリックフライトで実験を行ったそうです.

正直言って,これまでスペースクチュールコンテストって微妙な企画のような気がして,全然興味が湧かなかったのですが,このコラムの

無重力空間で一番変化が期待できるのは「膨らむ服」だということがわかりました。(裾の部分からどんどん空気が入って服が膨らんでいく感覚があり、フリル等は自分で動かさないと動きません)

という部分を読んで,初めて「あ,面白い」と感じました.「宇宙をイメージして作った服です」とかそういうのではなくて,純粋に 1G 下では起こりえない現象を積極的に利用した衣服を考える,というのはなかなか楽しい試みだと気が付きました.