JAXA's 017 出ました

出ました.

土井宇宙飛行士と国立天文台の渡部先生の対談.

渡部 探査機のデータが送られてきて科学者は感動しますが、普通の人が感動を共有するのはなかなか難しい。人が宇宙に行き、人の言葉で感想を言わないと。

確かにこれは正論だと思います.人が行けるところの探査に関しては,やはり人の言葉にはかないません.

宇宙研・内山さんによる,先日の Nature の論文の打ち明け話.

 「忙しくて日本では時間がとれなかったので、現地の宿舎に着いてからノートパソコンでデータを解析し、見込みのある結果が得られればサワリだけでも発表しようと思っていたんです」
 だが内山は、その国際会議でこの話題に触れることはなかった。解析で得られた結果が、良い意味で内山の予想を裏切るものだったからだ。
 膨張していく超新星残骸のヘリの部分で、わずか1年のうちに大きく輝度が変化する領域がハッキリと映し出されている(図)。それは今まさに超高エネルギーの宇宙線が生み出されている現場をとらえた、動かぬ証拠だったのだ。
 「これはサラッと触れるだけではすまない大きな話になってしまったと思い、その国際会議での発表を見合わせ、持ち帰って解析に万全を期したわけです」
 学生の論文指導などで一時作業は中断するものの、この発見についてまとめた論文を英国の科学雑誌『Nature』に投稿、すぐさま受理され、10月4日発行の誌上で発表された。同日付でJAXANASAがプレスリリースを出し、メディアでも大きく報道される。理論として提唱されていた宇宙線エネルギーの加速を示す式は、観測データが伴わない「虫食い算」の状態だった。その未知数を一気に埋める観測成果であった。

阪本先生のミウラ折りポスターは国際学会で大人気!ガリレオのイメージキャラクターってどんなのなんだろう.

 各国の企画委員会はまだようやく活動を開始したばかりという感じでしたが、日本の企画委員会から紹介した安価な望遠鏡キットやガリレオのイメージキャラクターは反響を呼んでいました。世界に冠たる日本のManga(漫画)恐るべしです。
 また、研究会ではJAXAの広報活動を紹介するポスターも出展してきました。今回のポスターにはちょっと趣向を凝らし、宇宙の展開構造の研究から考案された「ミウラ折り」で折り畳めるようにしました。ほかの発表者がポスターを筒から取り出してせっせと貼る中、私はおもむろにバッグから折り畳んだポスターを取り出してボードに貼ります。
 この宇宙展開構造技術を応用した「動くオリガミポスター」は外国人にたいへん受け、何名かの方から「これまで見てきた中でもっとも印象的」とお褒めの言葉をいただきました。縮小印刷して持っていった約100部も全部なくなってしまいました。とはいえミウラ折りには折るのにちょっとしたコツがありますから、挫折者も多いのではないかと少し心配しているところです。