GX ロケット難航の詳細

技術的な詳細がこちらに載っていました.

 宇宙機構の今野彰プロジェクトマネジャーによると、使い捨て型については、噴射器などを設計変更した実物大エンジンの燃焼試験を今年10月まで行い、異常燃焼が起きないことを確認した。

 しかし、同軸多層パイプでLNGを気化させたガスと液体酸素を噴射し、極低温の燃料をノズルの冷却にも使う方式の再使用型については、燃料混合の調整が難しいほか、LNG流路にすすが発生し、燃焼室壁面に腐食性の硫黄酸化物が付着する問題が発生。小型モデルで改良実験を繰り返している。