力学シミュレーションソフト Phun ではやぶさシミュレーション続々,小惑星探査機共同開発の公募も

PC で気軽に力学シミュレーションが行えるフリーソフトウェア Phun を用いて,ごんざぶろうさんが「サンプラーホーンのようなもの」「ターゲットマーカのようなもの」「ミネルバのようなもの」を公開されています.




素晴らしい(BGM 含め).今まで微小重力下での挙動がいまいちよくわかっていなかったのですが,これでイメージ湧きます.サンプラーホーンについては,プロジェクタイルを撃ってなかった場合でもサンプルがカプセルに入るかどうかを検証できれば最高ですね.

ちなみにニコニコ動画の「ニコニコロケット部」では,「Phun 物理世界」におけるありとあらゆる宇宙工学的思考実験が行われており,

Phun 世界における月着陸(わりとハードランディング)まで達成されたわけですが,

次なるミッションとして「小惑星イトカワからのサンプル採集」が掲げられ,なんと探査機サブシステムの共同開発を公募しています.

募集要項が動画内で解説されています.ミッションプロファイルは「第一目標:小惑星イトカワへの接近」「第二目標:小惑星サンプルの採集」「第三目標:地球への帰還と軟着陸」となっており,推進装置,姿勢制御装置,分離機構,サンプル採集機構,帰還装置,軟着陸装置などの開発者に加え,装置の組上げや操縦を行う人材も募集しています.これはすごい.楽しみですね.既にいくつかの装置案がアップロードされているようです.