日経エレクトロニクス「小惑星探査用ロボットの作り方」第 1 回を読む
以前お知らせした日経エレクトロニクス Tech Tale ですが,ようやく入手して読みました.かなり詳しく書いているなという印象です.知らない話もいろいろありました.吉光さんはもちろん,IHI エアロスペースの足立さんや齋藤さんなど,メーカーの方々にも丁寧にスポットをあてていて,これからの連載が大変期待できます.
個人的に印象に残ったポイント:
- ミネルバの CCD カメラは SONY ノート PC 用のもの
- NASA のローバ MUSES-CN は DSN 使用の見返り.総額 20 億円
- ミネルバはカウンターバランス代わりなので 1kg 程度,数百万円が限界
- 川口先生の誘いで中谷先生が国内各所の人脈に呼びかけ,ブレーンストーミング
- 吉光さんの当初の案は「4 面体の頂点にハエ叩き状の部品をつけてホップ」.この案をもとに,「ハエ叩きを取り去って内部のモータのみをトルカとして用いる」案が出される
以下で各号の冒頭部分が読めます.
- (第1回)前例なし,予算なし,重量制限あり
- (第2回)灼熱・極寒・宇宙線 (もう出ています)
ちなみに日経エレクトロニクスのこの号にはマイコン搭載基板が付録としてついており,なかなか遊べそうです.