松浦晋也の「宇宙開発を読む」第 13 回 参加国増加で加速する太陽系探査
松浦さんのコラム,今回は宇宙探査シンポジウムの話の続き.
なるほど.たくさん構想が出てきたのでちょっとまとめてみました.
- 日本
- インド
- イギリス
- 韓国
- 月:(2010 年代)
- 中国
- アメリカ
- 月:Lunar Reconaisance Orbiter
- (ロシア)
- 月:ルナグローブ
うーむ.すごい時代になりましたね.「競争と協力、共通インフラ整備で探査の加速を」とあるとおり,競争と協力がうまいこといけば,再び宇宙開発の黄金期が来ないとも限りません.競争が生み出す力の凄さは冷戦時代が証明していますし,90 年代の ISS の失速を通して,日欧ロは国際協力に対してかなりしたたかになりました.各国とも予算さえあればエポックメーキングな成果が次々と出るに違いありません.予算さえあれば….
日本は、長野県・臼田に64mのパラボラアンテナによる通信局を保有しているが、老朽化が進んでいる。南米チリに新たな通信局を設置する構想もあるが、まだ予算化には至っていない。今後早急に臼田の施設を更新すると同時に、遅くとも2010年頃までにチリ局を建設する必要があるだろう。
日本の通信局を、世界中の探査機が利用するとなれば、それは日本ができる大きな国際貢献になる。
ぜひ,サンチャゴに日本の深宇宙局を….