大気球観測所を大船渡から大樹町に移転

大船渡の三陸大気球観測所を今年度で閉鎖し,北海道大樹町の多目的航空公園に移転することが正式に表明されたそうです.理由はスペースと安全面とのこと.

 宇宙航空研究開発機構宇宙機構)は十一日、岩手県大船渡市にある三陸大気球観測所を本年度で閉鎖し、来年度から十勝管内大樹町の多目的航空公園に移転することを正式に表明した。

 同観測所は一九七一年に設置された国内唯一の気球実験場。この日、大船渡市役所で宇宙機構大気球観測センターの吉田哲也センター長が会見し、気球の大型化で施設が手狭になったことなどを理由に、三陸の施設を閉鎖し大樹へ移転すると述べた。大樹での実験は来年春から始まる予定。伏見悦夫・大樹町長は「移転により、雇用など地域経済への波及効果が期待できる」と話している。

5/17 の実験では到達高度世界記録を狙うほか,金星大気観測やパラフォイル自律制御など面白そうな実験をいろいろ行うようですが,大船渡での実施は今年度いっぱいということですね.