STS-124 ミッション無事終了

トイレが壊れたりいろいろありましたが,星出彰彦宇宙飛行士は無事にきぼうを設置して地球に帰還しました.おめでとうございます.純白のきぼうモジュールは確かに美しいですね.

星出さんの同級生による応援歌や応援サイトもできていたようです.

"Kibo" について,Planetary Blog に面白い記事が載っていました.

曰く,"Kibo" は hope を意味するが,火星探査機 "Nozomi" も hope を意味する.何か微妙な意味の違いがあるのかを日本惑星協会の Tak Iyori さんに尋ねたところ,

He said that "Nozomi" is a stronger word than than "Kibo," with "Kibo" meaning "Hope" and "Nozomi" being better translated, perhaps, as "Wish" or "Desire."

だそうです.さらに HOPE なんていうミッションもあったことを教えたらびっくりしそうです(笑).

ところで実はこのミッションの打上げの場には,Garbage Collection の isana さんがいたんですね.5/23 のエントリ,なんだか泣きそうになりました.

僕が何をした?何も特別なことなんかしてない。大好きなものを、大好きだといっていただけだ。自分が見てみたいと思ったものを作っただけだよ。それなのに僕の作ったものを気に入ってくれる人が世界中にいて、沢山の人がCoolとかGreatとか言っていて...挙句の果てに子供の頃から夢にまで見たかの地から招待状が届いた。こんなことがあっていいんだろうか?

もちろん isana さんには十分な技術力も英語力も,宇宙開発に関する正しい知識もあったからこその出来事かも知れませんが,それでもやはり「大好きなものを大好きだという」「自分が見てみたいと思ったものを作る」こと,これは本当に強いですね.勇気が出ました.レベルは天と地ほども違いますが管理人も,「はやぶさまとめ」が「祈り」や論文に載ったのを見たときはやや似たような気分を味わいました(笑).

こちらは isana さんに捧げられた動画.Orbiter でここまでできるとは!