JAXA 岸和田タウンミーティングではやぶさ 2 の話題

はやぶさ 2 について活発な意見交換があったようです.

小澤:(中略)まだこれから5年間の間には、その打ち上げ計画はセットされていません。多分その次の5年間のどこかで打つことになると思います。もう少しお持ちください。

小澤:(中略)いろいろなオプションはあります。全部日本でやる話もありますし、ヨーロッパと一緒にやろうという話もありますし、いろんなことで、なるべく早くやろうということで議論を進めていますので、決して初めから外国ありきの話ではなくて、それも一つの方法論として、考えているつもりですので、皆さんの御期待に応えられるように、なるべく早くやりたいと思いますが、しばらくお待ちください。

阪本:私、前任は国立天文台の方にいたのですが、そちらの方でも予算が非常に厳しいということで、寄付金を年1万、2万ぐらいだったら出すよという個人の方が結構いらしたのですが、そのときには、むしろ関係者の立場としてお断りしていました。それは、どういうことかといいますと、基礎科学というのは、宇宙科学だけではなくてすべてが重要です。ところが、こういう人気のある宇宙科学が寄付金でやれるということになると、こういう基礎的な研究というのは、国民の理解を得られれば、寄付金が自然に集まるものだという理解になってしまうと、基礎科学全体としてはつぶれてしまうんではないかということを恐れているのです。ですから、科学全体のことを考えると、むしろ我々が抜け駆けするのは余りよくないのではないかということまでも考えて、私などは行動しています。

JAXAとしては、2012年から17年の次の中期においてはやぶさ2をぜひ打ち上げたいと思っています

JAXA's 022 号には阪本先生の補足説明もあります.