「宇宙基本法を考える 2」の補足

先日のイベントの補足だそうです.

 私は、アメリカがNASA国防総省に別個の宇宙組織を持つように、安全保障分野の利用と民生利用の技術開発・宇宙科学を担当する組織をはっきり分離するべきだと考える。
 現状、JAXA内閣府が運用する情報収集衛星を開発しているが、これは宇宙開発にとって好ましいことではない。安全保障分野の開発を同一組織で行うとなると、宇宙開発全体が閉鎖的な傾向を帯びることになりかねない。それは、現状でも近いとは言い難い国民と宇宙開発をさらに遊離させ、国民の支持を失わせる可能性が非常に高い。

 安全保障分野は予算も組織も別立てにすべきである。

 さらに宇宙科学の分野も、NASAがフィールドセンターのゴダード宇宙飛行センターに加えて、NASAの予算でカルテックによって運営されるジェット推進研究所(JPL)を持つように、地球回りと太陽系探査で独立性の高い組織が実施するようにすべきだろう。現状のように、情報収集衛星の予算負担が大きいから宇宙科学に予算が行かないというようなことは、縦割り予算の弊害であって、本来おかしい。

もういっそのこと統合前の状態に(ry