「暮らしを支える科学と技術展」ではやぶさ関連展示,毛利さんの講演も

8/3,4 に応用物理学会により「暮らしを支える科学と技術展―世界を変える応用物理」が北の丸公園科学技術館で開催され,多くの大学,企業,研究機関が参加します.JAXA からは「小惑星探査衛星「はやぶさ」の挑戦/太陽観測衛星「ひので」の捉えた太陽」という展示があるほか,8/3 には毛利衛宇宙飛行士による講演「応用物理研究と人材育成〜宇宙からの視点〜」もあります.入場無料.

2007年 8月3日(金)10:00〜17:00
      4日(土) 9:00〜17:00
入場無料/科学技術館千代田区北の丸公園
■アクセス/九段下駅 徒歩7分(東西線半蔵門線都営地下鉄新宿線)・竹橋駅 徒歩7分東西線

ところで科学技術館は常設展示もけっこう面白いですよ.なかでも,毎週土曜にやっている科学ライブショー「ユニバース」は理研国立天文台の宇宙関係の方々が関わっているそうで,ライブ天文観測をはじめ,宇宙に関する話題が多くておすすめです.

よくよくみたら,今までに何度も吉川先生がはやぶさの話をされてたんですね….見逃しておりました.

「太陽系の姿」では小惑星の紹介をしました。地球の周りにはびっくりするくらいたくさんの小惑星があります。
いくつかの小惑星の軌道
小惑星はどのような様子をしているのでしょうか? 実際に近くに行って調べてみるべく探査機が向かっています。
「ゲストコーナー」は宇宙航空研究開発機構JAXA)の吉川さんが小惑星探査機はやぶさについてお話をしてくださいました。小惑星の表面に少し触れてまた地球に帰ってくるそうです。小惑星の表面に触れるのは長くて2秒程度とのことで、紹介された CG の動画を見たところ、まるで鳥のハヤブサのようでした。

「ゲストコーナー」では、宇宙航空研究開発機構の吉川真さんにお越しいただき、はやぶさ小惑星Itokawaに着陸するまで、サンプルリターンの仕方、また、はやぶさのその後の動きを詳しくCGと写真を使って説明していただきました。Itokawaは長さが500mほどの楕円型をした小さな惑星で、研究者の方々の間では、「イトカワらっこ」と呼ばれるほど、ラッコに似た形をしているそうです。
はやぶさは、2010年に地球に帰還予定だそうで、今から待ち遠しいですね。

「ゲストコーナー」では宇宙航空研究開発機構JAXA)の吉川真さんにお越しいただき、日本の小惑星探査機「はやぶさ」と探査先の小惑星イトカワ」の最新情報をお話をして頂きました。また今日はリアルに再現されたイトカワの1:2000の模型やイトカワ立体映像も見ることができました。はやぶさは最新鋭のイオンエンジンを積んでいて、本来ならば来月に帰還予定でしたが、一部のエンジンに不調のため帰還は3年後の予定だそうです。3年後、無事に帰って来る日が待ち遠しいですね。